珍遊記(不完全版4)/漫☆画太郎

珍遊記 不完全版 4 (ヤングジャンプコミックス)  ISBN:4088765672
を読んで思い出した少年時代と思ったアレコレについて。
物心つく前に受けた衝撃的な出来事ってのは誰しもあって、それは後の人格形成に影響を与えたりとか少なくとも強烈なイメージとして残り続けるものだ、という前提。原体験ってヤツ?


で、俺にとってそれって漫画に限定して言えば2つあるんだけど、そのうち一つが珍遊記の40〜43話あたりだと思い出した。本屋のババァが万引きした子供を杖で殴り続けるあたり。今読み返せば完全にパロディ的なギャグだし、単純に画太郎の絵に関してみても近作のがエグいし。でも当時はすっげー怖かったんだって!読んだシチュエーション(小林君家)まで思い出せるぐらいなんだって!確かスーパーファミコンのマリオが発売されたばっかの頃で小林君家は家族が多くって、あと実家が店やってた関係とかもあってとにかくいつでも人が多くって、でも俺は内気な子供だし年長者との付き合い方が分からなかったから大人達とスーファミやってる小林君にまざれずに端っこでジャンプ読んでたんだって!


何が言いたいかというと別に何もないんだけど、ただあの時感じた不思議な感じは不思議だったなーと。怖い、気持ち悪い、でも見たい、って具合ね。そういう流れで今や氏賀Y太なのかもねー。だから表現が子供に与える(悪)影響ってのも全部が全部して正しいとは思わないけど、あるのかなーと思った。とはいえ人間の創造力を止める事はできないし、ネットも普及してるわけだし、一度手にした便利・楽しみを捨てるなんてほぼ不可能だし、かといって規制だの親の監視だのといっても限度あるし、でどうしようもないんですが。まぁいいや俺もう大人だし。関係ねーや(←最近の若者って感じ!)


因みにもう一個は「お〜い竜馬」の14巻。岡田以蔵がひたすら拷問されるあたりです。うーん、カムイ伝の終わりの方とか小さい頃読まないでよかったぁ。