そも俺がアニソン方面に求めてるものって

−やっぱどっか見下して楽しんでるんだろうか


声優ファン度0、アニメファン度低めな俺が求めるものは・・・結局アッパー(ユーロ)で能天気に突っ切る系か緻密に作られた偏狂キラキラポップスなんです。(ある意味同系列なアイドルソング(現行)に関しては似た部分と違う部分あるのですが、ここでは割愛)。で、そこに拙いながらも頑張ってる楽んでるのが伝わってくる女性声がのっかる。つまる所この2パターンで、だからかなりの高確率で萌えの一点突破。


−いやそんな事ないハズ


例えば一時期ミュージックマガジン*1でソッチ方面、具体的には菅野よう子あたりが特集された事があったんだけど、俺としてはそれどーなのよって思った。断っておかなきゃならないのは楽曲をちゃんと聴いてないって事で、だから無責任に言いますけど、カウボーイビバップで聴いた限り別に特筆するような音楽ではないと個人的には思ったし。ちゃんとしてるなーとは思ったけど、それはアニメ界ではいやー割とそうって温度であってしかも別にココでやるべき事じゃねーだろとか。遊び心狙ってるんだろうけど、サブー・・・とか。オマージュ、パロディとしての機能は果たしてるんだろうけど、それを元ネタ知らないで、でもなんか回りでも評価されてるみたいだし?俺らの趣味間違ってないっすよ!むしろ世間が遅れてたんだ!みたいなオタの言動も嫌だったし、かといって元ネタ知ってる音楽乞食がサブカル的に「逆に?」アニソンも聴いてみたりしてますよーってのも嫌だった。欧米での評価と言ってもどんな層からの支持なのか分かんねーしなぁ。


−いやそんな事ないハズ


渋谷系以降の音楽ファンがある程度の「逆に?イズム」をもってしまうのは風潮としてしょうがないと思う。俺だってその際たるジャンル、ソフトロックを愛聴してるワケで、昔気質の音楽ファンから見れば大差ないのだろう。それでもよく見掛ける「伸びのある澄んだ歌声で〜〜」(実際は全然そんな事ない)とか「美しいピアノの音色が〜〜」(どっかからまんま持ってきたような進行)とか、そんなら別に違うのでいいじゃんと思ってしまう。ジョニミッチェルでもキャロルキングでも聴きゃいい。
それよりもっとアニソンにしかないものを求めていけばいいじゃん。「萌え」重視な音楽は「本格」志向な音楽の下位では決してないと思うから。語り前提じゃない、アニソンでしかあり得ない良さは凄いと思うもん。と俺はおもー。

*1:30年以上続く古参音楽誌。もともとは思想系の話題も扱ったりしていたようだが、現在はいい音楽に貴賎なしって感じでワールドミュージックからJポップからなんでも取り上げている。