横置きで乗り切る

これが叡智だ。


さて、二次元キャラへの愛を前提に別の二次元キャラに猛叱されるのって、構図からして狂っていると思うんだけど、じゃあ傷ついている君って?そして僕って? というか……(曰く↓)

  • 「あんた結局自分の事しか考えてない。相手の心より自分の心を大切にしてるから、そういう考えしか浮かばないのよ。」
  • 「哀れまれてると思った。同情されてるんだって思った。それを蔑みだと感じたあんたは、彼女を憎んで、逃げ出す事で、自分の罪と恥を拭おうとした。」
  • 「もし、人を好きになるのに資格が必要なんだとしたら…今のあんたには、本当に資格がないのかもしれないのかもしれないわね。」


癒合を求む行為が新たな傷口を生み出すシステム。永遠に連鎖を続けると思われた哀しみが僕の目前で遮断され、流れ込む。あの時のように。膿汁が一面に漲る世界、どこにも宥恕が存在しない密室で僕はただ項垂れる。この符合が指し示すのは……

  1. ここに至って僕は気付いた。ディスプレイを通して覗いていたのは、「僕」じゃなくて「君達」の方だったのだと! と同時、「僕」はマジックミラーよろしく照り返される「僕」と「僕を取り巻く世界」という欺瞞を直視させられていたに過ぎない、と。なーんだ。道理でおかしいと思ったよ。こんな薄汚れた世界、有り得ないもんね。てことは何も焦る必要はないんだ。「君達」が、遠近法(≠世界)国家に生きる「君達」が選択を誤るはずがないもの。安心安心。
  2. これは一つのテロリズムだ……真実により近い場所にいる個人主義的キモオタを秘密裏に、そして確実に葬り去る計画。その事実に気付いてなお、僕たちはこれまでのように打ち震えるているのか? 空ろな目で虚空を見つめ、凍える指でインストールとクリックを繰り返すのか? 否! それどころか、気付いた僕たちには責務があるとさえ言える。今こそ立ち上がる時だ。真実を伝えねばならない。宗派や人種を越えた連帯について。真の幸福について。


手掛りはエンディングでの君の笑顔。そしてエロエロなおまけシナリオ。
ピース☆