唐箕さんと私

俺は満足したが、実際の所どうだったのだろうか。例によって本当は死ぬほどそんなに期待していたわけでもないので、想像以上によかったじゃん、もし他人に積極的な反論を受けるようなことがあっても無言で一瞥して通り過ぎる感じとでも言おうか。
正直に言うと、色白だけど頬の赤い女性が好きなのだった・・・と思い出した。それに笑顔が不自然な感じとか。あと背がでかくて、全体的に歪な体型の人・・・幼児期に義父に受けた虐待・・・クラスメイトからの陰湿ないじめ・・・知恵遅れの男と少女の純愛・・・私と、・・・白痴じみた笑み、・・・君・・・。救いたいとか、救うことによって救われたいとか、本当に救われるのがどちらか分からないような何か(愛か?)について常日頃から考えているせいで、他人の振る舞いに対して不必要な懐疑心を持ってしまったり逆にはしゃいでしまったりする場面が大変多く、そういった出来事が後になって顧みると気を滅入らせるのだが、かといって内省したり他人や運命を呪ったりするような健やかさもないので、嫌なことはいっぱいあるけど楽しい時も少しはあるのでまぁそれなりにいいかなと思う、いわゆるノンビリ屋だ。そして凄く愛されたがっている。
突然前触れもなく出てきた新米男看護士のエピソードは当然ながら、飲み会や日常生活の場面で嫌な感じを受けてしまった感じは確かにあった。普通じゃん、と。でもそれはそれで別に・・・ここでまた正直に言うと、普通な感じのOL等の日常を具体的に知りたいみたいな気持ちが俺には結構あるのだった。付け回したいとか覗きたいとは勿論全く思わないが、単純に知りたい。本人からじゃない伝聞の形で、知りたい。先日また、ただ歩いてるだけなのに警官に尋問された・・・


心からTVに望むことといえば水着で縄跳びしたりとか、体の本来の使用目的とは違う部位に取り付けた万歩計をがむしゃらに振る企画で、ひたすら凝視して思考停止したい。で、最近はそういう番組も少ない(ような気がする)から仕方なくパンをこねる月野を凝視してます。夕食どきに。舐め回すように。