2005-04-09 ■ 文芸 第四間氷期/安部公房 (新潮文庫) 予言機械の発明により未来を知った人々がとる行動を通して、価値観念の在り方を問う!ように見せかけた娯楽作? やー、安部公房は代表作以外あんま面白くない、との偏見を大きく覆された。SF、ミステリ、メタ、っぽいの、がふんだんに盛り込まれているにも関らず、350ページ弱を長いと感じさせない読みやすさ。続きが気になって眠れない、なんて体験を久しぶりにした。