文芸
スカパンの悪だくみ/モリエール(鈴木力衛訳) (岩波文庫) ドゥルーズの哲学−生命・自然・未来のために/小泉義之 (講談社現代新書) うっへ。
水いらず/サルトル(伊吹武彦、白井浩司、窪田啓作、中村真一郎訳) (新潮文庫) まぁ好きです。 あと、「罪と罰」「ドストエフスキー」「笑える」で来てる人がいたので、そういえばどこと書かなかったなと、書き出してみようと思ったのだけど、もう返却し…
無意識の構造/河合隼雄 (中公新書ワイド版) ぬーるーいー。ってか前に読んだ事あるような気が。
秋日和 彼岸花 里見弓享短編集 (夏目書房) 「とん」て字は出ないらしい。 美文すぎて、恐ろしいほど。凄い。人道主義的な内容も、押し付けがましくないので好き。 あと、都留子が萌えっぽくてよかった。 R62号の発明・鉛の卵/安部公房 (新潮文庫) S30年…
罪と罰(下)/ドストエフスキー(工藤精一郎訳) (新潮文庫) 内容に触れるのもあまり…。下巻にもいくつか笑える場面があって、それはむしろ良かった。救われた。 ぼんやりと考えるに、ここに描かれているような葛藤を和らげたり、消し去ったりする事が、近…
アブストラクトなゆーわく/阿部和重 (マガジンハウス) エッセイなのでノーカン。 ドイツ文学案内/手塚富雄・神品芳夫 (岩波文庫別冊3) 読み物としてもデータ本としてもイマイチ。 罪と罰(上)/ドストエフスキー(工藤精一郎訳) (新潮文庫) 途中。二…
クロイツェル・ソナタ 悪魔/トルストイ(原卓也訳) (新潮文庫) 性愛どころか人間同士の精神的結合にさえ不信を抱いている節が見受けられ、人生論しか読んだ事がなかった俺は、予想外に辛辣な語り口と合わせて、こんな人だったのかといい意味で驚いた。文…
知られざる傑作 他五篇/バルザック(水野充訳) (岩波文庫) 面白みが分らないです僕。 失点イン・ザ・パーク/ECD (太田出版) ミュージシャンが文筆ると必ず一回はやるよねー、の(半)自伝系。装飾がなさすぎて味気なかった。らしいな、とは思ったけど。…
審判/カフカ(原田義人訳・新潮文庫) 粗筋としては、何も悪いことをしていないのに逮捕された男が犬のように殺されていく、という感じらしいのだが……何が起こっているのかさっぱり分からない、しかし圧倒的な切迫感とその正しさだけは伝わってくる、不思議…
第四間氷期/安部公房 (新潮文庫) 予言機械の発明により未来を知った人々がとる行動を通して、価値観念の在り方を問う!ように見せかけた娯楽作? やー、安部公房は代表作以外あんま面白くない、との偏見を大きく覆された。SF、ミステリ、メタ、っぽいの、…
ニッポニアニッポン/阿部和重 (新潮文庫) なんとなく読んだ書評から、三島の「金閣寺」や「奔馬」に通ずるテーマを扱った話なのかと思っていて、実際筆者はそれらの作品(とか大江の「セブンティーン」)への共鳴を表明しているようだし、文庫の裏表紙にも…
このカテゴリ名ダサいよなーとは思うのだが、統合性を考えるとしょうがない。というかそんなこと気にしてるの俺だけだろうから、まぁよし。 なんとなくSF(海外・古典)っぽいのを読みたいと思っているのだけど、これまで全く手をつけてこなかったジャンルな…
色彩論/稲村耕雄 (岩波新書) 色を科学するお話。1955年発行なので、色彩感覚に関して過去(戦時中)を悪・当時〜(所謂モダーンな?)を善と割り切りすぎているきらいはあるし、データ的な部分が現在においても通用するかと疑問だったりもするのだが、知ら…
敵/筒井康隆 (新潮文庫) なんとなく再読。オチを知っている以上初読時のように衝撃を受けはしないけど、秀逸さはより感じられた。簡単にまとめちゃうと「気がふれる/ふれないの狭間にいる老人の話」なんだけどね。構成がすげーうまくできてると感心。微妙…
はじめての構造主義/橋爪大三郎 (講談社現代新書) タイトル通り。レヴィ=ストロースを中心に。知らない事だらけだったので、かなり面白かったです。食わず嫌いしていた分野も含めて、現代思想に興味が沸いた、かも。 電脳遊戯の少年少女たち/西村清和 (講…
かすとろ式/駕籠真太郎 本秀康の描く4ページ 4ページ漫画大全1988〜2004/本秀康 レコードコレクターズ 2004/12月号 レコードコレクターズ 2005/1月号 ミュージックマガジン 2005/1月号 ON THE ROAD/TRAFFIC レココレ。サクっと読…
借りてきて一気読み。噂には聞いていたが・・凄いなコレは。(暫定)オタ界隈全体の分析として完璧なのではなかろうか。分からんけど。俺はそう思った。ひっかかってた部分の大半がスルスルと、な気分。分からんけど。勉強しなきゃね。 最端でオタオタしてる…
高校時代、現国教師(スポーツ刈)が生涯のフェイバリットに挙げていた印象からずっと読めなかった作品。俺はその教師が大嫌いだったのです。感想・・ん〜、だからそいつ大嫌いだったんだってば。 しかし改めて考えてみるにつけ、苛立ちから目を逸らすために…
ペスト/カミュ(宮崎嶺雄訳) (新潮文庫) 閉鎖的な状況下での群像劇という俺の好きなパターン。淡々と記録された(風)の文体もよかった。引き込まれてガンガン読めた。 ただ、複雑なのはカミュ幻想が崩れたって部分で、それだけ俺にとって「異邦人」は圧…
愛の完成・静かなヴェロニカの誘惑/ムージル(古井由吉訳・岩波文庫) 三人の女・黒つぐみ/ムージル(川村二郎訳・岩波文庫) 哲学の学校/K・ヤスパース(松浪信三郎訳・河出書房新社) 恋の骨折り損/ウィリアム・シェイクスピア(小田島雄志訳・白水uブッ…
こういう人だったのね・・・バック・トゥ・ネイチャーった教育論。 100ページあたりまでは面白かったです。曰く「脆弱なヤツはエロい」*1、「黒人は頭が悪い」、「生まれたての子供を氷水で洗え」、トンデモ発言の連発で。さらにはエミールという架空の子…
新版SMILE特集。最近のブライアンは集金に勤しんでるようで。とか非難めいた事も言いたくなるですよ、こんなにも金がないと。あー、ホントは超聴きたいっす・・。再発モノにもいくつか気になるのあったりで。精神衛生上よくないわー。 あと立ち読みしたの。 …
この人のことを全く知らずに、つまり完全にフラットな視点で読んだのですが、まぁ面白かった、かな。特に影響もされないけど。 俺は色んな事に対して「90年代のせいだ!」ってやっかみ半分に腹立ててますけど、考えてみたらもう2000年から5年近い月日…
コレ面白かったです。キャラ設定からストーリーからムチャクチャなんだけど、そのせいで評論家の間ではイマイチな評価のようだけど。でもさー、心理学的に説明がつけられるような登場人物ばっかりの小説なんてもういいよ、って俺思うから。作り話なんだから…
今更追悼もないですが。 うまい文章書く人だなぁと思いました。色んなこと知ってる人だなぁと思いました。面白い発想する人だなぁと思いました。エッセイ書く上でその3つが備わってりゃつまんなくなるないわけないよなぁ、と思います。 とか俯瞰で眺めちゃ…
醜男であるコンプレックスを動機に卑劣な手段で王位を目指すリチャード三世に対しては憐憫より憧憬を抱きました。とはいえ身内を裏切り殺しまくる話を読んでいい気分にはなれないですけど。シェイクスピアにしては珍しく(?)教訓や薀蓄が少なめだったような。
小説離れが進んでるのはダイレクトに伝わってくる言葉(文章)を欲しているからで、すなわち自分にとって都合のいい論説に感銘を受けたいだけです。 その意味で25章がかなり良かった。コレも今後読み返す事があるであろう本の一冊となる気はする。もっと歴…
エジさん(id:egy-ptianさん)の所でちょこちょこと話題にしていたのですが、最新情報が知りたい&製作者の談話が読みたいとの理由でアニメ誌を購読しようと思ってます。んで、とりあえず立ち読みからはじめようと思ったんですけどほとんどが封されてて内容…
モブ・ノリオ氏による「ECDIARY」評(産経新聞) http://www.sankei.co.jp/news/041003/boo013.htm 分かりやすい反骨精神にはときめいちゃいます、いまだに。
短編集、心理描写少なめ、簡潔な文体、にも関らず読み終えるのにもの凄い時間かかったのはつまらないからに他なりません。失われゆく古きよき文化への郷愁&諦観≒絶望?虚無? なんかアメリカ人の嫌な部分がでまくってる気がするんですけど。「失われた世代…